日本は四季のはっきりした国です。紫外線Bの量は季節によって大きな違いがあり、特に夏と冬とでは差が大きくなります。
紫外線AはB波ほどには季節による差は大きくありません。
気象庁は1992年から全国4か所で毎日紫外線Bの量を調べ、月毎のデータを発表していますが、そのデータによると夏は冬に比べ数倍の量が計測されています。
同じ時間だけ戸外に出たとしても、夏は冬に比べてかなりたくさんの紫外線を浴びてしまうことになります。
日本では紫外線Bに注意をしなければいけないのは、春のお彼岸から秋のお彼岸の間のだいたい4月から9月までと考えてよいでしょう。
かつて紫外線のピークは5月といわれたことがありましたが、それはA波のことで、B波ではないことがわかりました。
地域やその年の気象条件によっても多少の違いはありますが、だいたい7、8月を中心とした2か月間くらいが最も紫外線B量が多い時期となっています。
ただし、5月に急に紫外線A・B量がともに増える月ですから、そういった意味では注意が必要かもしれません。
湿度が低く快適に過ごせるため、戸外で過ごす機会が増える一方で、まだ紫外線に対する準備が整わないことが考えられます。
紫外線の対する注意が最も必要とされる月である、ともいえるでしょう。
(参考文献: 紫外線Q&A お日さまと仲良くつき合う方法 )
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