帽子も紫外線予防に役立ちます。つばの広いものが効果的です。つばが7センチメートルあると顔に当たる紫外線の60%くらいをカットすることができます。
できるだけつばの広い帽子で、日光が直接顔に当たらないように工夫するのがよいでしょう。理想的なのは、夏にかぶる麦わら帽子のように周囲がぐるりとつばがあるものです。
野球帽やサンバイザーなどは、直接熱やまぶしさを避ける点では優れていますが、つばが前方にしかないため顔側面の紫外線をカットするという意味ではあまり効果が期待できません。
野球帽をかぶる場合にはSPF値の高いサンスクリーン剤を併用することをお勧めします。
サングラスはファッション性が高く特別なものと思われがちですが、紫外線から目をまもるには効果的です。
選ぶときのコツは紫外線防御効果のあるレンズが使われているか否かを確認することです。
また、完璧にシャットアウトしたいときはゴーグルタイプのものを選びます。
サングラスは、まぶしさ、つまり可視光線を遮るためにレンズの色が濃いものが多く、そうなると視界が暗くなるため瞳孔が開きます。
そこへ横からの散乱紫外線がどんどん入り込んでしまうのです。
横・下からの反射光が強い環境では(海辺、スキー場など)白内障や急性角膜炎を予防するため、全方向からの紫外線もカットできるゴーグルタイプのサングラスがよいでしょう。
とはいえ、毎日外出時にゴーグルタイプを着用するのはなかなか難しいでしょうから、サングラスを選ぶとすれば、レンズは大きく、適度な透明性があり可視光線を遮らないもので、
紫外線をしっかり止めてくれるものが理想的です。
(参考文献: 紫外線Q&A お日さまと仲良くつき合う方法 )
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